マクドナルドのポケモンカードに価値はある?相場と配布の歴史
相場動向 · 公開日:2026年7月17日 · 9分で読めます · 執筆:Sándor
マクドナルドのポケモンカードは、ほとんどが高額にはなりませんが、なかには高い値がつくカードもあります。日本では2025年8月にハッピーセットでピカチュウのカードが配られ、「マックのポケカ」の転売騒動が起きるほど話題になりました。海外のマクドナルドでも、ハッピーミール(Happy Meal)で英語版のカードが何度も配られています。当サイトでは、その英語版のMcDonald's Collectionを10セット、毎日更新の市場価格つきで追跡しています。実際の数字をもとに、どのカードに価値があるのかを見ていきましょう。
先に、このページの価格についてお伝えしておきます。表示しているのは英語版(海外版)カードのTCGplayer(米国の大手トレカマーケットプレイス)の市場価格で、米ドル建てです。円の金額は目安の換算額で、日本のショップの販売価格や買取価格ではありません。日本のマクドナルドで配られた日本語版のカードは、メルカリやスニダンなど国内の取引価格や、カードショップの買取価格で相場を確認してください。
結論:マクドナルドのポケモンカードに価値はある?
多くは高額になりません。ファストフード店で配るために大量に刷られたプロモカードなので、出回る枚数が多く、値段は上がりにくいのです。当サイトで価格のある英語版99枚の中央値(ちょうど真ん中の価格)は$10.86 (≈ ¥1,719)で、新しい2022年版に限ると$0.35 (≈ ¥55)です。
値がつきやすいのは、次の3つです。
- 各セットの当たりのホロ。多くのセットで、いちばん高いのはピカチュウのカードです。
- 2021年の25周年記念。コレクションブームのさなかにアメリカなどで配られ、転売目的の大量購入が問題になるほどの人気でした。ただし、このセットにはいま当サイトで表示できる市場価格がありません。
- 未開封のパック。ほとんどの人がお店のテーブルで開けてしまうので、未開封のまま残ったパックにコレクターがお金を払います。
マクドナルドのポケカはいつ配布された?日本の歴代一覧
日本のマクドナルドでは、2002年から2014年までに10回、合わせて65種類のポケモンカードが配られました。次の配布は11年後の2025年8月で、2026年夏のハッピーセット「ポケモン」ではカードの配布はありませんでした。どの回も、数日から数週間の期間限定です。
| 配布期間 | 種類 | おもなカード |
|---|---|---|
| 2002年1月26日〜2月24日 | 5種 | ピカチュウ、ウパー、バルキー、サンダー、ブラッキー |
| 2002年5月25日〜6月16日 | 9種 | ハネッコ、ガーディ、ランターン、ピチュー、ミュウなど |
| 2003年1月17日〜2月6日 | 5種 | キモリ、アチャモ、ミズゴロウ、ラティアス、ラティオス |
| 2004年1月23日〜2月5日 | 5種 | ジュカイン、バシャーモ、ラグラージ、プラスル、マイナン |
| 2005年1月21日〜2月3日 | 7種 | チコリータ、ヒノアラシ、ワニノコ、ピチュー、デオキシス、ヨーギラス、トゲピー |
| 2005年7月1日〜7月21日 | 10種 | ピカチュウ、ミュウ、ルカリオなど |
| 2006年2月3日〜2月23日 | 10種 | ピカチュウ、ラティアス、ラティオス、ゼニガメなど |
| 2007年5月18日〜5月31日 | 7種 | ナエトル、ヒコザル、ポッチャマ、ディアルガ、パルキア、フワライド、グレッグル |
| 2012年7月28日〜29日 | 2種 | メロエッタ(2種) |
| 2014年7月19日〜21日 | 5種 | ハリマロン、フォッコ、ケロマツ、ピカチュウ、ルチャブル |
| 2025年8月9日〜11日 | 6種(1セット2枚) | オリジナルイラストのピカチュウ1枚と、ニャオハ、ホゲータ、クワッス、ラルトス、リオルからランダムで1枚 |
| 2026年8月7日〜 | カードの配布なし | おもちゃ12種と、スマートフォンで集める「ポケモンハッピーコレクション」 |
2002年〜2014年の配布はマクドナルドやプロモカードに詳しいファンサイトのまとめ、2025年以降は日本マクドナルドの発表にもとづいています。この一覧のカードはすべて日本語版で、当サイトの価格の対象ではありません。このあと紹介する英語版のMcDonald's Collectionは海外のマクドナルドで配られたもので、収録されているカードも枚数も日本の配布とは別物です。たとえば2021年の25周年記念カードは、日本のマクドナルドでは配られていません。
2025年8月、ハッピーセットのポケモンカード配布と転売騒動
2025年8月9日〜11日の3日間、日本マクドナルドはハッピーセット「ポケモン」を1セット買うごとに、ポケモンカードの2枚セットを数量限定でプレゼントしました。中身は、オリジナルイラストのピカチュウ1枚と、ニャオハ、ホゲータ、クワッス、ラルトス、リオルの5種からランダムで1枚です。カードはあらかじめ封入されていて、種類は選べませんでした。
購入はおひとりさま5セットまでで、転売を目的とした購入は控えるよう事前に呼びかけられていました。それでも初日の9日には、予想を上回る売れ行きで多くの店舗の配布が終わりました。何度も注文してカードだけを手に入れ、料理を放置したり捨てたりする客も出て、店の外に置き去りにされたハッピーセットの様子も報じられています。
日本マクドナルドは8月11日に謝罪の文書を出し、一部のハッピーセットでより厳しい購入個数の制限を設ける場合があること、ルールを守らない客への販売を断ること、違反歴のある客の公式アプリの退会処理、フリマアプリの運営会社へのより実効性のある対策の要請などを発表しました。8月15日からのハッピーセットにはカードがつかず、15日〜17日は1グループ・1会計につき3セットまでに制限されました。
配られたカードは日本語版なので、相場は国内の取引で決まります。PRICE BASE情報局が2026年9月8日に公開した記事では、未開封のプロモパック(2枚入り)の買取価格は3,000円、販売価格は4,180円でした(同サイト調べの業界平均)。同じ記事の推移表で買取価格が最も高かったのは、2025年9月の5,500円です。最新の相場は、メルカリやスニダンの取引価格、カードショップの買取価格で確認してください。
似たことは海外でも起きています。2021年2月にアメリカで25周年記念のカードが配られたときも、転売目的でハッピーミールを大量に買う人が現れ、1人あたりの注文数を制限した店舗がありました。
2026年のハッピーセット「ポケモン」にポケカはついた?
ついていません。2026年8月7日に始まったハッピーセット「ポケモン」は、日本マクドナルド55周年とポケモン30周年を記念した「ポケモン夏マック」の一部でしたが、発表には「カード等の週末プレゼントの配布はございません」と明記されていました。かわりに、店内のQRコードを読み取ってスマートフォンでポケモンを集める「ポケモンハッピーコレクション」が8月27日まで行われ、30種のポケモンを集められました。
海外のマクドナルド版ポケカはいくら?いま高いカード
海外のマクドナルドで配られた英語版のうち、いま最も高いのはMcDonald's Collection 2018のPsyduck(コダック)で、$93.13 (≈ ¥14,738)です。
下に、価格の高いカードを順に並べました。価格は米国市場価格(2026年10月更新)で、カードを選ぶと過去90日の価格推移がわかるカードページ(英語)が開きます。Psyduck(コダック)はカード画像がまだないため、一覧には入っていません。








並びを見ると、傾向がはっきりしています。
- ピカチュウが強い。価格のある8セットのうち4セットで、いちばん高いカードがピカチュウです。
- ホロはノーマルより高い。2022年版の中央値は、ホロが$1.14 (≈ ¥180)、ノーマルが$0.28 (≈ ¥44)です。
- 新しいセットほど高いわけではない。2011〜2019年のセットの中央値は$11.91 (≈ ¥1,885)で、2022年版の$0.35 (≈ ¥55)を上回っています。古いカードほど、きれいな状態で残っているものが少なくなります。
価格はTCGplayerの米国市場価格(米ドル建て)です。円での金額は概算で、欧州中央銀行(ECB)の2026年10月9日時点の参照レートで換算しています。
英語版McDonald's Collectionの全セット(新しい順)
各セットのカードの種類数と、価格のあるカードの中央値です。カードごとの価格は、セットのページ(英語)で確認できます。
- McDonald's Collection 2022:全15種、中央値$0.35 (≈ ¥55)
- McDonald's Collection 2021:全25種、現在、市場価格なし(2021年2月9日からアメリカで配布された25周年記念。8地方の御三家とピカチュウのカードに、それぞれホロとノーマルがあります)
- McDonald's Collection 2019:全12種、中央値$13.33 (≈ ¥2,109)
- McDonald's Collection 2018:全12種、中央値$20.05 (≈ ¥3,173)
- McDonald's Collection 2017:全12種、中央値$5.73 (≈ ¥908)
- McDonald's Collection 2016:全12種、現在、市場価格なし
- McDonald's Collection 2015:全12種、中央値$12.37 (≈ ¥1,958)
- McDonald's Collection 2014:全12種、中央値$15.28 (≈ ¥2,417)
- McDonald's Collection 2012:全12種、中央値$12.01 (≈ ¥1,901)
- McDonald's Collection 2011:全12種、中央値$7.44 (≈ ¥1,177)
いま中央値が最も高いのはMcDonald's Collection 2018の$20.05 (≈ ¥3,173)です。古いセットのカードはほとんどが子どもの手に渡ったので、状態の良いものはなかなか見つかりません。
マクドナルドのカードは状態で価値が決まる
マクドナルドのカードは扱いが雑になりがちです。薄い袋に入って配られ、食事中の子どもの手に渡り、スリーブに入れられることもまずありません。そのため、きれいな状態のものは刷られた枚数から想像するより少なく、傷んだものは当たりのカードでもほとんど値がつきません。高値を期待する前に、カード状態ガイドで自分のカードの状態を正直に確かめましょう。
未開封のパックは、それだけで価値になります。キャンペーン中に自分で手に入れたパックをいくつか開けずに取っておくのが、いちばん手軽な備えです。ただし、カード目当ての大量購入や料理の放置・廃棄は、日本マクドナルドが「容認しません」と表明している行為で、購入個数の制限もあります。
鑑定に出すことを考えているなら、先に鑑定費用を確かめてください。カードの価格が鑑定代より安ければ、鑑定しても元は取れません。
マクドナルドのポケモンカードについてよくある質問
マクドナルドのポケモンカードは価値がありますか?
多くは高額になりません。当サイトで価格のある英語版99枚の中央値は$10.86(≈ ¥1,719)で、新しい2022年版に限ると$0.35(≈ ¥55)です。例外は、状態の良いホロの当たり(とくにピカチュウ)と、未開封のパックです。日本のハッピーセットで配られた日本語版のカードは、メルカリやスニダンの取引価格、カードショップの買取価格で相場を確認してください。
ハッピーセットのポケカはいつ配布されましたか?
日本のマクドナルドでは、2002年から2014年までに10回、合わせて65種類のポケモンカードが配られました。最近では2025年8月9日〜11日の3日間、ハッピーセット「ポケモン」を1セット買うごとに、ピカチュウを含む2枚セットがつきました。2026年8月からのハッピーセット「ポケモン」では、カードの配布はありませんでした。
海外のマクドナルド版ポケカはいくらですか?
海外のマクドナルドで配られた英語版のうち、いま最も高いのはMcDonald's Collection 2018のPsyduck(コダック)で、$93.13(≈ ¥14,738)です。2011〜2019年のセットは中央値が$11.91(≈ ¥1,885)、2022年版は$0.35(≈ ¥55)です。価格はTCGplayerの米国市場価格(USD)で、円の金額は目安の換算額です。日本のショップで同じ値段がつくわけではありません。
マクドナルドのポケカは未開封のまま持っておくべきですか?
価値を重視するなら、未開封のままがおすすめです。カード自体は大量に刷られているので、中に入っているカードの期待値より、未開封であること自体に高い値がつきやすいからです。薄い袋で配られるうえ、一度さわると鑑定で高いグレードもつきにくくなります。日本の2025年のプロモパックも、PRICE BASE情報局の2026年9月8日の記事では、未開封の買取価格が3,000円でした。
いちばん価値があるマクドナルドのセットはどれですか?
いまの米国市場価格で中央値が最も高いセットはMcDonald's Collection 2018で、$20.05(≈ ¥3,173)です。話題性でいえば、2021年の25周年記念がいちばんです。コレクションブームのさなかに、8地方の御三家とピカチュウの25種がそれぞれホロとノーマルで配られ、アメリカでは転売目的の大量購入が問題になりました。ただし、このセットにはいま当サイトで表示できる市場価格がありません。2011年〜2019年の古いセットは、状態の良いものがなかなか見つかりません。
自分のマクドナルドのカードの価格はどう調べればいいですか?
英語版なら、当サイトで追跡しているMcDonald's Collectionのカードに1枚ずつカードページがあり、市場価格がある場合はそこで確認できます。カード名で検索するか、この記事のセットページから探すか、Ripdexアプリでスキャンしてください。日本のハッピーセットでもらった日本語版は、メルカリやスニダンの取引価格、カードショップの買取価格が目安です。
2026年夏のハッピーセット「ポケモン」にポケカはついていましたか?
ついていませんでした。2026年8月7日からのハッピーセット「ポケモン」について、日本マクドナルドは「カード等の週末プレゼントの配布はございません」と発表しています。かわりに、店内のQRコードを読み取ってスマートフォンでポケモンを集める「ポケモンハッピーコレクション」が8月27日まで行われました。
昔のハッピーミールの英語版カードが出てきたら、Ripdexアプリのカードスキャナーで読み取ってみてください。小銭以上の価値があるカードがあるかどうか、1分もあればわかります。カード価格計算ツールで1枚ずつ調べることもできます。日本のハッピーセットでもらった日本語版のカードは、メルカリやスニダンの取引価格、カードショップの買取価格が目安です。英語版と日本語版の価格差は「英語版ポケモンカードは日本語版より高い?価格差の理由」で、売り先の選び方はカードの売却先のページで解説しています。
出典
国内の情報と価格は2026年9月に確認しました。
- オールマック「マクドナルドとポケモンカードのコラボ一覧」(2025年7月30日、8月5日更新):2002年〜2014年の10回の配布と2025年の配布の期間、種類数、おもなカード
- ポケブーン「マクドナルドとコラボしたプロモカード」(note、2021年6月5日):2002年〜2014年に10回、合わせて65種類のプロモカード
- 日本マクドナルド ニュースリリース(2025年8月4日):8月9日〜11日の3日間、1セットごとにポケモンカード2枚セットを数量限定でプレゼント、カードはあらかじめ封入、おひとりさま5セットまで、転売目的の購入はご遠慮ください
- アニメハック(2025年8月7日):2枚セットはオリジナルイラストのピカチュウ1枚とランダムの1枚、購入はおひとりさま5セットまで
- ORICON NEWS(2025年8月9日):予想を上回る売れ行きのため多くの店舗で配布終了、日本マクドナルドのお詫び
- ITmedia NEWS(2025年8月12日):大量購入と料理の放置・廃棄、8月11日の謝罪文書、より厳格な販売個数制限、販売の拒否、公式アプリの退会処理、フリマアプリ運営会社への要請
- CNN.co.jp(2025年8月13日):店の外に放置されたハッピーセット、「転売目的での購入や、食品の放置・廃棄を容認しません」という日本マクドナルドの声明
- ITmedia NEWS(2025年8月14日):8月15日〜17日は1グループ・1会計につき3セットまで、15日からはポケモンカードの付属なし
- PRICE BASE情報局「マクドナルドハッピーセットプロモパック(未開封)の買取価格/値段推移・相場情報」(2026年9月8日):中身はピカチュウ1枚と、ラルトス・リオル・ニャオハ・ホゲータ・クワッスからランダムで1枚の計2枚、未開封の買取価格3,000円・販売価格4,180円(同サイト調べの業界平均)、買取価格の推移
- 日本マクドナルド ニュースリリース(2026年7月9日):日本マクドナルド55周年とポケモン30周年を記念した「ポケモン夏マック」
- 日本マクドナルド ニュースリリース「ポケモン夏マック『ハッピーセット編』」(2026年8月3日):8月7日発売、おもちゃ全12種、「カード等の週末プレゼントの配布はございません」、ポケモンハッピーコレクション(8月7日〜27日、30種)
- Hypebeast(英語、2021年2月4日):アメリカでの25周年記念の配布は2月9日から、25種それぞれにホロとノーマル、4枚入りパックに1枚ホロ
- Tech Times(英語、2021年2月10日):25周年記念カードを狙った大量購入と、1人あたりの注文数を制限した店舗